婚活で男性の年収にこだわりすぎると思わぬ落とし穴も。
お金に関しては年収よりも金銭感覚の方が大事なのです。
確かに結婚後の生活の安定を考えれば婚活で男性の年収を重要視する気持ちも理解できます。
しかし婚活ではもっといろいろな面も見るようにしたほうが後悔も少ないです。
それでも年収にこだわるという人2つのポイントをお教えします。
年収400万円~600万円の男性を希望する女性が多い
婚活中の女性は、結婚相手の男性にどれくらいの年収を望んでいるでしょうか?
従来は年収500万円から700万円、800万円などと言われていましたが、ここに結婚相談所のサンマリエが調べたデータがあります。
(出典:「婚活の日」結婚と婚活に関するアンケート2018(結婚相談所サンマリエ調べ))
これによると結婚相手に望む年収として「400万円」と答えた女性が最も多く、次いで「500万円」「600万円」となっています。
400万円~600万円の年収を男性に求める女性が多いようです。
男性の年収とマッチングする?
このような女性の希望は婚活中の男性の年収にマッチングするのでしょうか?
婚活世代の男性の実際の収入はどれくらい?
婚活世代の男性の年収を調べてみました。
デューダ(doda)のデータでは次のようになっています。
20代 | 367万円 |
30代 | 487万円 |
40代 | 583万円 |
50代以上 | 690万円 |
(出典:平均年収ランキング 最新版【年齢別】(転職サービスdoda))
また国税庁のデータでは次のようになっています。
19歳以下 | 155.3万円 |
20~24歳 | 278.9万円 |
25~29歳 | 393.0万円 |
30~34歳 | 460.9万円 |
35~39歳 | 517.3万円 |
40~44歳 | 569.2万円 |
45~49歳 | 629.7万円 |
50~54歳 | 676.8万円 |
55~59歳 | 668.6万円 |
(出典:民間給与実態統計調査結果(平成29年分調査)(国税庁)
・第10表 事業所規模別及び年齢階層別の給与所得者数・給与額より男性のデータを抜粋
・元データ(千円単位)を万円単位に変更して表記
年収の“平均値”にダマされないで!
婚活している女性が結婚相手の男性に望む年収は400万円~600万円でしたから、デューダのデータで見ても、おおむね婚活世代の男性の年収に合っているように見えます。
もう少し細かい国税庁の民間給与実態統計調査を見てみると年収500万円を条件にするとターゲットの男性は30代後半以降になります。
年収600万円まで条件を上げるとターゲットは40代後半以降の男性になります。
しかしこれらの年収の金額は、あくまでも平均値で、実際の年収は人によって平均より高い人、低い人がいてバラついています。
ただし平均より低い人たちは、いくら低いといっても限界があります。
せいぜい平均より200万円ほど低いぐらいで、例えば年収50万円という男性は、そもそも婚活に参加していないです。
しかし平均より高い人は800万円、1,000万円、あるいはそれ以上という、平均より大幅に高い年収の男性も数は多くないですが存在しています。
こういう人たちのおかげで年収の平均が高くなっているのです。
何が言いたいかというと、婚活の場の実感としては、上に書いた平均よりも年収が低い人が多いと思ったほうがよいということです。
ですから婚活の場で30代後半までで年収500万円以上、600万円以上という条件をつけてしまうと、まずそういう男性と出会えないという可能性が高くなります。
多くの結婚相談所で言われるように「婚活している女性が男性の年収にこだわり過ぎると結婚できない」ということになってしまいます。
どうしても年収が大事という女性は、ターゲットとなる男性の年齢条件を上げるなど、年収以外の条件を再検討したほうがいいかもしれません。
年収の高い男性と出会えても付き合えないかも
年収の高い男性は、このようにとても希少な存在です。
ということは婚活の市場での人気も高くアプローチしてくる女性も多いです。
あなたが運よく年収の高い男性に出会えたとしても、競合する多数のライバル女性の中から選ばれてお付き合いまで進める自信がありますか?
あなたが婚活の相手の男性を精査しているように、男性の側も女性を精査しています。
とくに多くの女性からアプローチされるような男性なら、女性に求める条件はシビアになりがちです。
あなたは“選ぶ側”ではなく、この場合は“選ばれる側”の立場になることを忘れないでください。
発想を変える方法もあり
例えば年収600万円で考えてみます。
600万円もあれば、そこそこ余裕のある暮らしができると思います。
この600万円を男性一人に背負わせて、あなたは専業主婦になりたいのでしょうか?
共働きで二人で世帯年収600万円をめざすことは考えられないですか?
男性が400万円、あなたが200万円なら世帯年収は600万円です。
これなら一気にハードルが低くなります。
どうしても専業主婦になりたい理由があるのなら別ですが、そうでないなら共働きで世帯年収を上げることも検討してみる価値はあるのではないでしょうか。
運よく高い年収の男性とお付き合いできても落とし穴が
数少ない高年収の男性と運よくマッチングできても、「ラッキー!」「これで一生安心」とは必ずしもなりません。
お付き合いすることになっても思わぬ落とし穴が待ってたりします。
男性からフラれることも
婚活している年収の高い男性の中には大企業のサラリーマンということで少し年収が多いという人もいます。
しかし自分の創意工夫、人一倍の努力などで高収入を勝ち取ってる人もいます。
そのような男性は周りから見ても、いわゆる“中身”のある人で、それなりに自信も持っています。
そして、あなたの中身も見てきます。
たんに年収の高い男性を狙ってるだけの女性と判断されたらそこで終わりです。
それなりの男性と結ばれようと思っても、ふだんから自分の内面を磨いておかないと難しいです。
結婚しないほうがいい男性かも
年収が少し高めでも堅実な会社員という感じなら問題は少なそうですが、大幅に高い場合は注意が必要です。
ひょっとして結婚しないほうがいい男性かもしれませんが、結婚が決まってから気づいても“時すでに遅し”です。
ありがちなパターンをいくつかあげてみます。
年収が安定しない
男性の職業が経営者、フリーランス、あるいはサラリーマンでも歩合給が入っているような人の場合、婚活している今は年収が高くてもそれが安定しないことがあります。
時代の移り変わりとともに世間の需要も変化しますので、仕事の種類によっては年収も変化する可能性があります。
また体力を必要とする職業の場合は年齢とともに稼げなくなっていくのが一般的です。
極端な話、来年はガックリ収入が落ちる可能性もあります。
出費が多いかも
年齢不相応に年収が高い人の中には出費も多い人がいます。
収入をほとんどそのまま使ってしまい、貯金が少ない、あるいは貯金ゼロ、最悪は借金アリという人もいます。
それほど年収が高くない人の方が将来に備えて計画的に貯金していたりするものです。
本気で交際するかを決める前に、どの程度の貯金があるか、なんとなくは確認しておくようにします。
家庭を顧みなくなるかも
会社員で高収入な人の多くは、かなり仕事をしています。
いくら残業抑制のご時世とはいえ、仕事はできる人に集中するのが古今東西の法則です。
仕事ができて収入が多い人は残業も含めて非常に繁忙なことが多いです。
結婚できたとしても、家庭にかかわる時間やエネルギーが仕事で削られてしまう恐れがあります。
少し傲慢になることも
女性も働いていればそれなりに収入はあると思いますが、男性の年収が高いと二人の収入の差がとても大きくなることがあります。
すると女性に対して少し傲慢になってくる男性も中にはいます。
そんな男性と交際を続けてもいいことはないので、どこかの時点で見切りをつけたくなります。
転勤が多い仕事かも
金融関係や商社などは年収が高い職業として知られていますが、一方で転勤の多い仕事です。
仮に男性だけが単身赴任にすれば夫婦が別れて暮らすことになってしまいます。
一方で家族同伴での転勤を原則とすれば、今度は女性が仕事を続けることが難しくなります。
さらに子どもが生まれれば子育てにも影響してきます。
ママ友としても女性同士ある程度は継続的な付き合いを続けたほうがよいですし、子どもも友だち関係はなるべく継続させてあげたほうが子どもも幸せです。
私立入試が盛んになってきた今でも地元の公立の小学校、中学校に入学する子どもも多いですから、高校、大学で別の進路に進んでも成人式は同窓会にもなります。
子どもはいずれ巣立っていきますが、メドとして成人式ぐらいまでは引越しをしないほうが子どもにとっても良いです。
いずれにしても転勤が多い仕事は家族としては、いろいろな問題が発生しやすくなります。
年収よりも大事なのは金銭感覚
お金の関連で言えば年収よりも重要視すべきなのは“金銭感覚”です。
交際している期間は、デートの場所や食事など多少は派手な豪華な演出があってもいいかもしれませんが、婚活が終わって結婚生活が始まるとそうはいきません。
結婚後は、それこそ毎日毎日がお金を消費する生活です。
二人の金銭感覚が合っていて、できれば少し堅実にやっていかないと、何十年と続く結婚生活で家庭をうまく運営できません。
日々の細かい食費や洋服代もさることながら、子どもの費用、一生のうちにそう何度もないイベント的な出費もあります。
子どもの養育・教育・結婚にかかる費用、住宅や自動車の購入など数え上げたらキリがありません。
さらに自分たち夫婦の老後資金の備えも必要です。
お金の使い方(=金銭感覚)がお互いに合ってないと破綻することが想像できますね。
裁判所の統計資料(司法統計)で見る離婚理由でも「浪費」はつねにトップ10に入っているほど金銭感覚は大事です。
婚活中に男性とお付き合いを始められたら、意識して相手の金銭感覚をチェックするようにします。
それでも年収の高い男性を求めるなら
ここまで述べてきましたように婚活では年収にはこだわらないほうが良いのです。
しかし、それでもやっぱり年収の高い男性を望むなら下の2つチャレンジしてみましょう。
自分の内面を磨く
適齢期で年収の高い男性は、当然ですが婚活している女性の中ではとても人気が高いです。
女性側としては必然的に競争率が高く出会いのチャンスも少なくなりますので、その少ないチャンスでも確実に選ばれる女性にならないといけません。
そのためには自分磨きです。
年収が高く人生にしっかりと向き合ってる男性はいわゆる“中身”のある人で、相手の女性にも同じものを求めます。
次のような女性が選ばれやすいです。
- 仕事ができる女性
- 知性を備えた女性
- 堅実で見栄っ張りでない女性
- コミュニケーションの能力が高い女性
- 癒してくれる女性
詳しくは別記事にまとめましたので、そちらを参照してください。
⇒ 金持ちと結婚できる女性の特徴は?金持ち男性と出会える方法5選!
年収の高い男性と出会える場に参加する
年収が700万円、800万円、あるいは1,000万円以上など高収入の独身男性が自分の周りに何人もいるなら、そういった男性とコンタクトを取っていきましょう。
一般的に同じような年収の人が友人になりますので、年収の高い男性と親しくなれれば同じような年収の男性との出会いが広がる可能性があります。
しかし一方、そんな男性が周りにいないという女性は、年収の高い男性と出会えそうな場に参加するようにします。
具体的には次のような方法があります。
- 年収の高そうな一流企業に就職する
- 金持ちの参加者が多そうな趣味や習い事を始める
- 金持ち男性だけが集まる婚活パーティーに参加する
- 金持ち男性が多い結婚相談所に入会する
こちらについても下の記事で説明していますので、ぜひ一読してみてください。
⇒ 金持ちと結婚できる女性の特徴は?金持ち男性と出会える方法5選!
まとめ
婚活で年収の高い男性を求める気持ちはとてもよく分かりますが、あまりこだわると可能性を狭めてしまいます。
ある程度の年収がある男性であれば、あとはお付き合いをしながら金銭感覚や人柄を見ていくようにしたいです。
マッチングの前に相手の年収を確認してからスタートできる結婚相談所は、その点がとても便利で時間をムダにしなくてすみます。
結婚相談所は入会時に収入の証明を求めるところが多いので婚活のサービスの中でも安心です。
結婚相談所についても気になる方は下の記事も参考にしてください。